ページ内を移動するためのリンクです。

【輝く女性ランナー】VOL.8 楠瀬祐子さん⑯

 < 第16話 >

楠瀬祐子<第15話>を読む


前話で楠瀬のグランドスラム達成への思いとチャレンジを紹介した。
すでに100キロと富士登山競走に関しては達成しているが、楠瀬は年間グランドスラムを目指しているので、第1ラウンドは2014年4月のチャレンジ富士五湖ウルトラマラソンであり、第2ラウンドは2014年7月の富士登山競走であった。そして、秋のレースでサブスリーを狙うこととなる。しかし、2014年11月のつくばマラソンでは9秒に泣き、2015年1月の大阪国際女子マラソンでは直前の故障に泣いた。サブスリーを目指して2回悔し涙を流した楠瀬であるが、次シーズンこそサブスリーを達成すると強い決意を胸に抱いている。

楠瀬が年間グランドスラム達成を目指して始めたウルトラマラソンやレース8.jpg
富士登山競走の練習については既に紹介したが、ここからは、サブスリーを目指してどんな練習をしてきたかを紹介する。

楠瀬はグランドスラム達成を意識し、2013年中に3時間5分を切ろうと練習をしたが3時間7分20秒と目標に届かなかった。そのタイムは当時の自己ベストであったが、これだけ一生懸命練習したのに3時間5分も切れないようでは2014年のサブスリーは難しいと考えたという。

当時のことを彼女はこう振り返った。

「自分の力がまだまだ足りないと思い知らされ、今まで通りの練習をしていても変わらないだろうと思いました。
周りに加圧トレーニングを始めて力を付けたラン仲間がいました。費用も高いし自分に合うかどうか分からないけれど、少しでも可能性があるなら加圧に賭けてみようと思いました。そこで、2014年1月から加圧トレーニングDEUXを始めることにしました。いつも鈴木莉紗さんにトレーニングを見ていただいています。筋力を付けるだけでなく、同じ女性ランナーとしていろいろ相談できるのも嬉しいです。

2月の東京マラソンで私の走りを見た伊藤代表が、マラソン後半に前傾してしまう私の背筋の無さを見抜いてくださり、上半身は半年近く背筋中心のトレーニングでした。脚はそれまでもランジをよくやっていたので筋力に自信はありましたが、様々な部位のトレーニングを行うので、毎回筋肉痛になります。半年ほどで背中~肩回りは見違えるほど変わり、10ヶ月後、皮下脂肪が減って気付いたら脚や手に血管が浮き出るようになっていました。故障中も加圧トレーニングをやっていたお陰で、体力がそれほど落ちずに済みました。

楠瀬さん16話.jpg加圧トレーニングはとてもきついので忍耐力も付きます。富士登山競走前は、苦しくなった時に莉紗さんから『もう8合目!ゴール見えてますよ!ここを乗り越えなければ!』と励まされながらトレーニングを行いました。それ以来、きつくなったら、これができなければサブスリーできない!という思いで、加圧も走りの練習も行うようになりました。サブスリーを狙ったつくば前最後の加圧トレーニング時は、これまで全部やり切れた。これでもう大丈夫だと...泣きそうになりました。」

楠瀬は、4月のチャレンジ富士五湖ウルトラマラソンから7月の富士登山競走が終わるまではスピード練習よりロング走や坂道トレーニングをメインにし、加えて加圧トレーニングを行ったという。

そんな楠瀬にアクシデントが発生した。
富士登山競走が終わり、サブスリーに向け距離からスピードに練習のポイントを切り替えた途端に故障してしまったのだ。

< 第17話へつづく >

  • あなたのRUNの前に。ランニング時のコンディションをサポート 持久系アミノ酸BCAA配合【Amino-Value】大塚製薬の公式通販『オオツカ・プラスワン』 通販限定商品も!ご購入コチラ