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【輝く女性ランナー】VOL.8 楠瀬祐子さん⑧

 < 第8話 >

楠瀬祐子<第7話>を読む


大学を卒業し就職した楠瀬は冬のスノーボードは続けており、ジムのボクササイズにハマったことはあったものの、趣味と呼べる趣味は特になかった。

現在ではランニングに情熱を注ぎ込んでいる楠瀬も、5年前まではランニングには興味がなかったという。
5年前というと、既に空前のランニングブームに入っている時期で皇居もランナーで溢れ返っていた。2009年12月の職場忘年会で、以前から走っていた取引先の方とランニングの話になり、話の流れから楠瀬は駅伝に誘われたのだ。
当時のことを彼女はこう語った。

「走ることはもともと好きではあったので、酔っぱらっていた勢いもレース12.jpg
あり、ノリでOKしました。私の飽きやすい性格を知っている周囲からは、どうせ続かないとかいつまで続くことやらと言われましたし、私自身もこんなに続くなんて思ってもいませんでした。」

駅伝に出ることを約束してしまった楠瀬は足を引っ張りたくなかったので、仕方なく年が明けた2010年1月から帰宅ランを中心に4kmほどジョグをするようになった。子供の頃から負けず嫌いであった楠瀬にとって、カッコ悪い走りは見せたくないという思いもあったのだろう。

そして、2月に開催された皇居1周の駅伝大会でレースデビューを果たした。楠瀬を駅伝に誘ってくれた取引先の方の行きつけの六本木のカウンターバー(KCO forte)のママとスタッフとお客様というメンバーで襷を繋いだ。一人5キロの駅伝であったが、ジョグをした効果からか周りの予想を上回る24分45秒で走りきったのだ。彼女は初めてのレースをこう振り返った。


レース4.jpg「初めてのレースで25分を切るのはすごいと周りから褒められ、とても嬉しかったのを覚えています。もっと褒められたい!これが私の走りの原点です。」

第7話までで、楠瀬には「根性」「負けず嫌い」「熱中」という3つのキーワードがぴったり当てはまる女性であることは浮き彫りになっていたが、新たに「褒められて伸びる」女性であることが分かった。これらが組み合わさると、『負けず嫌いで根性あるからとことん上達に向けて練習する』→『一生懸命練習するから伸びて周りから褒められるので気持ちいい』→『気持ちがいいからもっと褒められたいとますます練習する』といった好循環が続くのだろう。

褒められる喜びを感じたものの、その後は目標とするレースが無かったため、しばらく走らない時期が続いた。

しかし、この年の10月に開催されたグループ会社の駅伝大会への参加をきっかけに走りを再開。大会前には会社のメンバーとタイム計測会を行う等の練習を行い、レベルの高い大会ではないものの、区間賞を獲得した。
再び褒められる喜びを味わったことで火が付き始め、様々なレースに出るようになっていったという。


楠瀬は、その翌年2011年10月30日に開催された『第1回大阪マラソン』でフルマラソンデビューを果たす。今ではたくさんのランニング仲間に囲まれている楠瀬も、当時はランニング仲間が少なかったので1人で大阪に遠征してレースに参加した。受付会場のエキスポに入ると、周りはランニング仲間と一緒で楽しそうだったのを覚えている。右も左もわからない土地での初フルマラソン参加は少し心細く、とてもうらやましく思ったという。

また、楠瀬は初めてフルマラソンにチャレンジするにあたり、一人でジョグをするばかりでスピード練習の存在も知らなかった。たまに会社の先輩が練習をみてくれてペース走を行ったこともあったが、付いて走るだけだった。そのためペースに対する意識も全くなく、時計の見方も分からないいわゆる初心者であったと話していたが、楠瀬から参加大会一覧を入手し内容を見て驚いた。

なんと、2010年10月17日のタートルマラソンで初ハーフ1時間45分16秒(以下 すべてグロスタイム)の好タイムで走ったのを皮切りに、楠瀬は初フルの大阪マラソンを走るまでの1年間にハーフマラソンだけで8本も走っているのだ。

以下順に掲載すると、レース6.jpg

 2011年1月 谷川真理ハーフマラソン(1時間46分17秒)
         新宿シティハーフマラソン(1時間48分53秒)
      2月 東京ベイ浦安シティマラソン(1時間44分21秒)
         森林公園完走マラソン(1時間44分58秒)
      3月 三浦国際市民マラソン(1時間51分57秒)
      8月 富士吉田火祭りロードレース(1時間58分05秒)
     10月 タートルマラソン(1時間49分15秒)

この連戦を見ると楠瀬の熱しやすさをご理解いただけるだろう。世の中に『徹底力』という言葉があるが、楠瀬はそれを実践している。本人はジョグだけと話しているが、レース出場も実践練習として力になり、アップダウンの激しい三浦国際や富士吉田火祭りロードレースを除いては、安定して1キロ5分ペースで走れる走力がついてきたのだ。

しかし、初フルを前にして楠瀬にある試練が待ち構えていたのだった。

< 第9話へつづく >



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