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【市民アスリート紹介】VOL.1佐熊康生さん③

挑 戦!


秋になり再び走りたくなってきた佐熊さんはチャレンジ富士五湖72キロを痛みなく走れたことから真剣に練習すればかなり走れると感じ、もう少しランニングを頑張って見ることにしたという。

そして、11月開催の河口湖マラソン(現在の富士山マラソン)にエントリーし、「どうすればもっと速く
気持ちよく走れるか」を自分なりに考えた結果、それまでの練習は、1キロ5分ペースのジョグであったが、この練習ではスピードは上がらないので、心肺機能強化とスピード強化が必要と考えたと語った。

そして、仕事も忙しくダラダラと練習に時間をかけたくないので、その両方を同時に身に付ける時短練習
として近所でできる坂道トレーニングを開始したという。近所の坂道で行う練習コースについて話してもらった。

saka_sakuma.jpg
「スタートして400mの上りを全力でダッシュする。そして、200mの
平地をジョグで繋ぐ。繋ぎのジョグはこの200mだけ。そして、心拍数が戻らないうちに迫ってくる600mの急な上りを全力でダッシュする。坂を上りきると1200mの下りとなるが、この区間は、スピード全開で駆け下りる。下り坂なので、呼吸は楽になるが、リミッターを解除し足の回転を高めて、とにかくスピードを上げる。その後600mの緩いアップダウンが続くが、ここも全力で駆け抜けるとスタート地点に戻るという一周3キロのコース」とのこと。

話を聞いただけで苦しくなってくる練習だ。

このコースを3周すると9キロになるので、自宅との往復を入れても1時間もかからない時短トレーニングになる。早朝や夜の空いている時間を見つけて週2日欠かさずに行ったという。この練習は、上りで心拍数を一気に上げた後は、練習が終わるまでは平常時の心拍に戻ることはない。高い心拍数を保つことで心肺機能を強化するとともに重力に逆らって駆け上ることで推進力強化を図れる。

そして、下りではスピード感覚とバランス感覚を磨くとともに、着地時に発生する強烈な衝撃に耐える。強靭な身体作りという点で、マラソンに必要なトレーニングが短時間でできる「非常に効率の良い練習」である、と佐熊さんは自信をもって話す。また、この練習を反復することで、苦しくなってもペースを落とすことなくそのまま耐えることができるようになったと実感できたそうだ。

この練習は現在も続けており、この練習を継続することが自分の調子を計るバロメーターにもなっている。
(ご本人の許可が出れば、お奨めトレーニングスポットにリストアップします=お楽しみに!)

そして、
練習の成果もあり河口湖マラソン当日には体重は66kgまで落ちていたという。また坂道トレーニングでマラソンに必要な能力を磨いたことにより、3時間の壁を感じることなく2回目のフルマラソンにしてあっさりサブスリーを達成してしまった。練習通り走れたことによる嬉しさはあったがそもそもサブスリーを目標にしていなかったので、何かを達成したという感動はなかったという。

その後、佐熊さんはまたサーフィン中心の生活に
戻るが、その間に分からない時や迷った時に相談できる両極端の高度な陸上経験を持つ二人のエリートランナーと出会うのだった。

駅伝.jpg一人は、実業団トップ選手並みの走行距離と筋力トレ、高強度ポイント練習を行う江本さん。もう一人は高効率追求型で、練習量は最小限の新居田さんである。二人の良いとこ取りを入れて練習をしていくと、自分のレベルがどんどん上がっていくのを実感できたという。

そして、2008年に湘南国際マラソンにエントリーした。特に目標タイムはなく、「記録よりもレースで如何に自分の肉体を解放する事ができるか」「思い通りの自然な動きが出来るかを追求すること」に徹した。この考えは今でも変わらず、タイムや記録はどうでもよいらしい。すぐに過去のこととして忘れるので、過去の記憶が曖昧になっているのだと佐熊さんは語る。

実際、このインタビューを通して原稿を書く中、どうしても空白の1年ができてしまうのだ。

佐熊さんに確認できる2レース目が、2007年の河口湖マラソン。3レース目が2009年の大田原マラソンだというので、「2008年はマラソンしないでサーフィンをしていたのか?」と訊いたところ、「毎年レースに出ていたことは間違いないので確かめる」と。そして、しばらくして「2008年は湘南国際マラソンに出てました」と連絡をくれた。

そして、どのくらいのタイムで走ったかも記憶がないと言うので、インターネットで検索して佐熊さんへ知らせると、ようやく記憶が蘇ってきたという。しかし、当時は年に1回しか出ていないフルマラソンのことを忘れるのだから・・・佐熊さんの言う「過去のことはすぐに忘れるタイプ」という話しは間違いなさそうだ。

その忘れていた2008年11月16日開催の湘南国際マラソンのタイムは、2時間51分15秒と自己ベスト
タイムであり、順位は43位と素晴らしい成績であった。こんなレースを忘れてしまうのも佐熊さんらしい。

そして、この年に友人の新居田さんが福岡国際マラソンを走ったことから、実業団選手でなくても福岡国際
マラソンに参加できることを知り、そして新居田さんから「練習すれば、当時2時間45分以内であった参加資格タイムをクリアすることは可能だ」と薦められたことから、福岡国際マラソンを意識するようになり、「次のレースで福岡の資格タイムをクリアしよう」とマラソンで初めて「記録」という目標を持つことになった。


④につづく >>


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