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【輝く女性ランナー】VOL.7 三浦あずささん⑪

 < 第11話 >

三浦あずさ<第10話>を読む


三浦の快進撃は止まらない。2年間の鬱憤を晴らすかのように自己ベスト更新が続くのだ。
当初11月のメインレースと考えていた上尾シティーハーフ4日前には5000m 19分35秒と自己ベストを更新した。

そして、上尾シティーハーフでは縁があり私(筆者)も一緒に走らせていただいた2014上尾シティ.jpg
のだが、1時間28分45秒とそれまでの自己ベストを4分ほど更新して念願の90分切りを達成したのだ。

1キロごとラップは以下の通り。
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 ※スタートラインまでのロスタイム12秒

 4'18 - 4'13 - 4'13 - 4'13 - 4'14 <5km 21'11>
 4'16 - 4'14 - 4'15 - 4'13 - 4'14 <10km 21'12>
 4'17 - 4'13 - 4'13 - 4'14 - 4'14 <15km 21'11> 
 4'07 - 4'04 - 4'05 - 4'07 - 4'05 <20km 20'28>
 4'31(約1.1キロ)

 記録 1時間28分45秒 (ネットタイム 1時間28分33秒)
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レース展開はこうだ。15キロまでは登りを含めてほぼ4分14秒前後で走った。15キロ以降、三浦の呼吸は粗くなってきたのに、私の横に並ぶから私はペースを上げて良いのか判断に迷った。しかし、少々落ちたとしても90分は切れると判断し、前を走る女性ランナーを追いかけて追いついたら抜かし、また前の女性を追いかけるという具合で走っていった。ラスト1キロで抜かした女性ランナーは余裕がありそうだったので、競技場へ入ってから再度抜き返されないか気になったが、三浦は本当に強かった。追って来るランナーに追いつかれることなくゴールしたのだ。

このレースには後日談が二つある。

一つは、上尾シティーハーフマラソンは東京マラソンの準エリート選出レースであったことから、上位に入った三浦が選出されたのだ。

「東京マラソン準エリートのことは知っていましたが、まさか自分が選出されるとは思ってもいませんでした。元々、東京マラソンのエントリー時期にはしっかり走れるようにはなっておらずエントリーもしてなかったのでホント嬉しいです。」

第11話TOP.jpgそして、もう一つの後日談は翌週の大田原マラソンでの出来事である。

三浦は上尾シティーハーフの疲れが残っていたので身体が重かったが、10キロを40分50秒で走り、年代別2位となったのだ。このタイムには三浦自身は満足していないが自己ベストであり、お米やビールの副賞がとてもと嬉しかったと話している。

表彰台に上がると、1位のランナーから『先週の上尾ハーフは最後の1キロで抜かれました。追いつこうとペースを上げたけど速くて追いつけなかった。今日のレースでは負けたくないと思って頑張りました。』と話しかけられたという。

三浦自身は、上尾シティーハーフの終盤は、もう順位もタイムも意識せずにとにかく1秒でも速くゴールしようと懸命に走っていたので、周りのランナーのことはまったく目に入っていなかったのだ。まさか2週続けて同じレースに出場し、同じような位置で争っているとは思いもしなかったのでとても驚いたという。


このレース後もハーフマラソンで自己ベストを更新するなど三浦の快進撃は続いているが、三浦さん:入賞2.jpgのサムネイル画像
大スランプからこれほどまでに急激に復活できたのには理由がある。

もちろん貧血治療が上手くいったのが最大の要因ではあるが、インタビューを通じて感じたことがある。

三浦が初めて国際マラソン出場資格を獲得した2010年11月のつくばマラソンと、再取得した2014年10月の高島平ロードレースに共通しているのは、『このレースでは達成は難しいとレース前に考えていた』ことである。その気軽さが良い結果に繋がったのであろう。逆に、スランプに陥ったのは、自分に対して過度なストレスをかけてしまった結果だったのではないだろうか。

< 最終話へつづく >

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