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【輝く女性ランナー】VOL.3 有間由佳さん⑧

 < 第八話 >

有間由佳<第七話>を読む


2回目のマラソン挑戦は、翌年2008年1月の大阪国際女子マラソンであったが
2時間32分33秒で17位に終わった。

そして、3回目の挑戦は2009年3月の名古屋国際女子マラソン(現 名古屋ウイメンズマラソン)に決めた。
有間さん(以下、敬称略)はこう語った。

「12月の全国実業団駅伝と1月の大阪国際女子マラソンの有間さん-名古屋.jpg
練習を平行して行うのは難しいので、3回目のマラソンは3月開催の名古屋国際女子マラソンに決めました。そして、駅伝が終わるまでは駅伝の練習に集中し、それからマラソン練習を開始しました。今までにないくらいばっちり練習が出来たので2時間30分は切れると思っていました。」

しかし、

「なぜかダメでした。」と、有間は寂しそうに語った。
結果は2時間34分51秒の12位であったのだ。

そして、
「絶対に走れる自信があったレースで走れなかったショックと、ちょうど監督も入れ替わりとなり、もういいかな。」
と引退を決意した。

そのときは気持ちが切れて辞めた感じがして、後になってもう少しやれば良かったと思い「心残り」が出てきたという。

その後はしばらく走ることもやめ、寮も出て、会社は8時30分の始業から17時まで勤務する普通のOLになった。
有間は当時の心境を思い出しながら語った。

有間さん第八話.jpg「走ることをやめてから、何か満たされない心の隙間を感じるようになりました。最初は、苦しい練習がなく遊ぼうと思えばいつでも遊べることに開放感がありました。ただ、今までは一生懸命頑張ったご褒美として週末に遊んでいましたが、頑張らなくても週末に遊べるようになるとなんだか遊ぶことも楽しくなった。」

そして、こう続けた。

「走ることがなくなって、走ること以外に自分に出来ることはあるのか?自分から走ることをとったら何も残らない。自分の魅力とは?と自問自答する日々が続きました。そんなときに市民ランナーの友人に誘われて大濠公園を一緒に走りました。
初めて市民ランナーと接しましたが、みんな心から走ることを楽しんでいました。最初は楽しく走るということが理解できずに遠目に見ていました。なぜなら、今まで自分にとって走ることは『仕事』『勝負』『過酷な世界』でした。しかし、市民ランナーは仕事や家庭も忙しいのにわざわざ時間を作って練習時間を作っているのです。それが理解できなかったのです。」


< 第九話につづく >

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