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【輝く女性ランナー】VOL.3 有間由佳さん⑦

 < 第七話 >

有間由佳<第六話>を読む


有間由佳さん(以下、敬称略)は、監督に初めて褒められたことを今でも覚えている。

「それは最初の夏でした。12000m走は、1キロ3分35秒ペースでスタート し、2000mごとに3分 30秒→3分25秒→3分20秒と8000mまで上げて、そこからはフリー走行でした。監督から、8000mまでは絶対につけと言われていた。そして、10000mくらいまでついて行けたのです。そのとき監督が言った『ようついたな』の一言が嬉しかったのです。」

また、有間は大学時代から1回はフルマラソンを走りたいと思っていた。有間さん第七話-1.jpg
そして、そのことは監督に伝えていた。

400mインターバルや1000mインターバルはついて行けないチームメイトにも、30キロ走になれば勝てることもあり、自分自身マラソンへの適正はあると考えていたので、早めにマラソンに挑戦したかった。

そして、監督から了承され、マラソンをしている二人のチームメイトの練習に参加させてもらった。練習では、30キロ距離走のうち20キロまでチームメイトを引くなど緊張感のある練習を積んだというが、このようなマラソン練習は有間自身とても楽しかったという。

当時のマラソン選手はチームの主力選手であるため、マラソンのための練習はしつつも、チームとして一番大事な試合である駅伝にピークを合わせることが求められた。例えば、マラソンの練習であれば夏合宿は30〜40キロの距離走やクロカンなどでマラソンを走るための身体作りを中心に行うが、10~12月の駅伝に備えてスピード練習も合わせてしなければならなかったという。肉体的にも精神的にもきつかったが、有間は長い距離を走る練習が楽しくて仕方がなかった。

そして、入社3年目の2007年の大阪国際女子マラソンを走ることになった。
の時のことを有間はこう振り返った。

有間さん-8.jpg
この大会は夏の世界陸上の選考会であり、また翌年の北京オリンピックを見据えたレースでした。原さんが優勝して渋井さんが2位、加納さんが3位だったレースです。私は初マラソンなので慎重に走りました。序盤は第二集団を走っていましたが、落ちてきた選手を拾っているうちになんと5位でゴールしてしまいました。こんな大舞台で表彰台に上がれるなんて考えてもいなかったし、初めての経験なので脚が震えました。また、こんな世界があるということを実感しました。」

有間は初めてのマラソンを2時間31分35秒で走りきり5位でゴールし、一躍マラソン界で注目される選手になったのである。

そのときの5キロごとのラップタイムは以下の通り。

17分22秒-17分21秒-17分47秒-17分30秒-
17分45秒-18分15秒-18分29秒-18分57秒-8分09秒
               <トータル:2時間31分35秒>

結果として、この初マラソンのタイムが現在でも有間の自己ベスト記録となっているのである。


< 第八話へつづく >

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