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【輝く女性ランナー】VOL.6 天方美和さん⑧

 < 第八話 >

天方美和<第七話>を読む


ついに、、、サブスリー!

天方美和さん(以後 敬称略)がサブスリーランナーになったのは2013年11月、つくばマラソンでのこと。

それまでのレースでは、給水のロスを考えていつも早目のペースで入り、後半失速していたので、当日は梅原先生の「とにかくサブスリーを一度だしちゃいましょう!」というアドバイスに従い、サブスリーぎりぎりのペースでスタートしたという。

その時のラップは以下の通り。つくばマラソン.jpg
前半ハーフより後半ハーフが速いネガティブスプリットである。

<5キロごとラップタイム>
21:11→21:19→21:10→21:03
→21:05→20:59→20:59→20:53→09:01

 ●前半ハーフ  1時間29分21秒
 ●後半ハーフ  1時間28分23秒
 ●ゴールタイム  2時間57分44秒


ネガティブラップも凄いが、特筆すべきは非常に安定したラップタイムを刻んでいることである。美しいラップタイムとはこのようなラップをいうのであろう。そして、天方は8位入賞(女子完走者1875人)を果たしたのである。

その時のことを彼女はこう語った。

「その日のことは鮮明に覚えています。
スタート数分前、仲間と円陣をくんで『ゴールで会おうね!』と笑顔で言葉をかけ合い、号砲と同時に一歩目を踏み出しました。その最初の一歩から、絨毯の上を走っているように脚が軽やかに動いて、『もうハーフ?』『もう30キロ?』という感じで。楽しくて、たくさんの応援にも笑顔で手をふって、35キロからは予定どおりペースアップしました。

ゴール2キロ手前で『美和ちゃん、あと駒沢公園1周!いけるよ!』と梅原先生に言われて、サブスリーが確実になったときは自然と涙が出てきましたね。ゴールした瞬間、『ああ、ついに、本当に、正真正銘の、夢のサブスリーだ』ってまた涙があふれて。うれしくてうれしくて。それから仲間と何度も抱きあって喜びました。」

コースにより設定ペースは変わるが、天方のこのラップタイムは非常に参考になる。特にサブスリー狙いの男性は、序盤速く入り過ぎて後半落ちていくパターンの方が多いが、天方のこのレースのように少しの貯金であるが余裕を持ってハーフを通過し後半上げて行くレースを試して欲しい。
この設定のメリットは何点かあるが、周りがペースダウンする中で自分はペースアップするのだから必然的に多くのランナーを追い抜く。抜かすことでテンションは高まりレースが楽しくなるでしょう。

天方にとってサブスリーとは何か?と聞いたところ、彼女は笑顔でこう答えた。

「最高にうれしい人生の通過点です!!もっと速い人はいくらでもいるので全然凄くないけれど、わたしにとってこの経験は宝物。海賊が、幾多の苦難を乗り越え、長い航海の末にやっと宝石箱を探し出し、伝説の秘宝を取り出した感じ?この宝物が、今後もきっとわたしのことを守ってくれると思います」

amakata17.jpg

< 第九話へつづく >

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