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【輝く女性ランナー】VOL.5 伊藤あんなさん④

 < 第四話 >

伊藤あんな<第三話>を読む


ランニングはもう懲り懲りと思っていた伊藤あんな(敬称略)に、「ほとんど練習していないのにフルマラソン走れたのだから、本格的に練習したらもっと走れるよ。」と友人からアドバイスされた。そして、その友人がマラソンランナーの谷川真理さんをよく知っていたので、谷川真理さんの『ハイテクスポーツ塾』(東京都千代田区)を紹介され入会した。

しかし、伊藤は入会したもののマラソンの辛さが骨身に沁みていたので、大会などに出場して本格的にランニングをしようなどと思ってはいなかった。一番の目的は故障無く走ることと、ダイエットだった。

故障というのは、その時から抱えていた股関節の痛み。ito第四話2-1.jpg
股関節は遺伝的に弱く、走るとすぐ痛みが生じてしまった。当時の鈴木紗穂トレーナーに相談したところ、膝がぶつかるくらいのX脚が原因だと言われたという。 そして、それから鈴木トレーナーとフォーム改善に取り組んだ。ハイテクスポーツ塾には、ランニングフォーム改善に非常に有効な【カンドくん】と【マリノ】という マシンがあるが、このマシンを使って練習するうちにまっすぐ走るフォームになり、ストライドも大きくなり、長い距離を走っても痛みは出なくなってきた。当時のことを彼女はこう
語る。

「それまで自分は膝下からしか走っていないと気づかされ、衝撃的だった。ハイテクスポーツ塾で初めて骨盤を動かしながら体幹を使って走ることを学び、ランニングの奥深さを知った。」

初めて私が彼女に会った時に綺麗だと思ったフォームは、この頃作られたのでしょう。

そして、痛みが出なくなったことでランニングが楽しくなってきた伊藤は、少し頑張ってみようと2009年の霞ヶ浦マラソンにエントリーした。目標は3時間30分切りであったが、とても暑い日で終盤脱水状態になりペースダウンし3時間36分でゴールした。

ito第四話4.jpgこの時のことを伊藤はこう語った。

「ホ ント暑くて大変でした。当時は距離も踏んでいなかったし、事前にちゃんとエネルギーなる食事も摂っていなかったし、給水の重要さも分かっていなかったのでほとんど取りませんでした。しかも、履いてたスニーカーはナイキのLTスパイダーだったんですよ、あのペラペラの短距離用の靴!バカですよね(笑)。そして、当たり前ですが脱水症状になり、足の裏も痛くなり、意識朦朧 としてボロボロの状態でなんとかゴールしました。自己ベストを大幅に更新していたけどとても悔しかったことを覚えています。今後はマラソンを勉強しなければ、と思いました。」

その悔しさから3時間半を切りたいと本気で思うようになってきたという。そして、それまで以上に練習をするようになり、ベテランランナー仲間にいろいろ話しを聞き、知識を身につけていった。しかし、それでもなかなかスピードが上がらなく、悩んでいたところ、ランニングクラブの懇親会の時にアミノバイタルAC(現:プーマRC)の中島コーチから、「たばこ止めたらスピードもついてくるし、3時間30分切れるよ。もし切れなかったら〇万円払うから」と賭けをすることになり、16歳から続けていたタバコを初めて辞めようと決断したという。

そして、2010年のつくばマラソン当日を迎えた。

「戦略は、良いペースのランナーを探してついて行くことでした・・・ito第四話3.jpg
その人に迷惑かもしれないというのは承知の上で(笑)」と彼女は言う。そして、スタートしてしばらくして、ちょうど良いペースで安定したフォームで走るベテラン女性を見つけて彼女にしっかりついて行った。その女性がすべての給水ポイントで水を摂っていたので、伊藤も真似をしてすべての給水を摂ってみた。その結果、イーブンペースで走りきることができ、3時間27分と目標を達成することができたという。

彼女は語った。

「初めて気持ちよく走りきることが出来て嬉しかったです。給水の大事さがよく分かりました。目標を達成したことで欲が出て、国際女子マラソンを走ってみたいと考えるようになりました。ちなみに、3時間30分を切れたから〇万円をもらうことは出来ませんでした(笑)」


< 第五話へつづく >

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