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【ウルトラマラソンランナー】VOL.2 大島康寿さん②

 < 第2話 >

大島康寿<第1話>を読む


それは2014年11月8日のことだった。私(筆者)は友人がエントリー大島さん第2話-1.jpgのサムネイル画像
している「神宮外苑24時間チャレンジ」を見るためにJR信濃町駅から明治神宮外苑の周回路へと向かった。

まだスタートして6時間ほどの序盤戦であったが、既に苦痛に顔を歪めて走っている選手や歩いている選手もいた。その中で、私が注目していた10名ほどの選手は全員快調なペースで周回を重ねていた。その注目選手の一人である大島康寿もリラックスしたフォームで周回を重ねていた。大島のフォームは走っているどの選手よりも美しかった。

神宮外苑24時間チャレンジとは、1周約1325mの周回路を使って24時間でどれだけの距離を走れるかを競う競技である。フルマラソンなど通常のレースはスタート地点とゴール地点があり、その間をどれだけ速く走れるかを競う競技であるので速く走ればレースは速く終わるし、一歩進めばゴールに近付く。その点、24時間走にはゴール地点はないのだ。1キロ4分ペースで走ろうが1キロ7分ペースで走ろうが、速くゴールできるわけではない。また序盤に大きくリードを広げたとしても、走れなくなればすぐに追い付かれてしまう。

神宮外苑24時間1.jpg24時間走り続けるわけだから様々なトラブルが選手を襲う。筋肉や関節の痛み、シューズやウェアとの擦れにより生ずる痛みだけではなく、腹痛、吐き気など内臓のトラブル、強烈な睡魔、日中の暑さや夜間の寒さ、冷たい雨、前に進むのを妨害する強い風、そして幻覚、幻聴などありとあらゆる攻撃を受けながら選手は走り続けるのだ。その時止めてしまうのは簡単であるが、強い選手は決して諦めずに対処法を探りながら前へと進む。

この大会に参加した選手の中で、2015IAU 24時間走世界選手権代表選考を意識して記録を狙って走った選手は20名程であろう。

代表選考については日本ウルトラランナーズ協会が事前に発表しているが、男子について抜粋して紹介する。
24時間走には、以下の国内標準記録(男子の場合)が設定されている。

 Y標準:260km、 X標準:250km、 S標準:240km
 
A標準:230km、 以下D標準(200km以上)まで

神宮外苑24時間チャレンジを走る選手の多くは、まず200km以上のD標準記録突破を狙って走るのだ。
2015年IAU24時間走世界選手権代表選考の選手選出は、以下の優先順位で決まることになっていた。

まず、2013年神宮外苑24時間チャレンジで260km以上走った選手として、既に重見選手1名は決まっていた。

 ●重見 高好選手(飯伊陸協・長野)(2013年神宮外苑で269.225 km)

次に、今回紹介している2014年神宮外苑24時間チャレンジにて250km以上走った上位3選手選出されるが、以下の2選手が第1次選考で選出された。

 木 十士郎選手(糟屋郡陸協・福岡)(2014年神宮外苑で258.687km)神宮外苑24時間2.jpg
 ●大島 康寿選手(栃木陸協)(2014年神宮外苑で252.230km)

そして、第二次選考で以下の3選手が選出された。

 原 良和選手(蒼穹クラブ・京都)(2014東呉国際で285.366km)
 ●木曽 哲男選手(club MY STAR・東京)(2013年神宮外苑で259.708km)
 ●藤田 裕也選手(下関市役所・山口)(2013年神宮外苑で252.324km)

< 第3話へつづく >


(参考)2015 IAU 24時間走世界選手権トリノ大会代表選考基準について
 http://www.jua-org.jp/2014/07/2015-iau-24.html

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