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【ウルトラランナー】VOL.2 大島康寿さん⑬

 < 第13話 >

大島康寿<第12話>を読む


100キロと24時間走日本代表経験のある大島に、ウルトラマラソンの魅力を聞いた。

「自分の脚で途方もない距離を走りきった時の充実感は最高です。大島さん12-1.jpg
走っている時には嫌な事を全て忘れられますのでストレス解消になります。ウルトラマラソンを始めてから何事にも前向きに向き合えるようになりました。

また、自分にとってウルトラマラソンは練習したことをみんなの前で発表する場です。発表するからにはしっかりした走りをして結果を出したい。そのために納得いくまで練習します。

特にウルトラマラソンは、才能より努力による部分が大きいです。自分の感覚ですがフルマラソンは才能6割、練習等の努力が4割ですが、ウルトラマラソンは才能3割、努力が7割です。頑張った分だけ結果が出ます。また走っている時は誰でもキツイです。ウルトラマラソンはその時間が非常に長いのです。そこでどれだけ耐えられるかがそのまま結果に繋がります。」


私(筆者)も大島と一緒に神宮外苑24時間チャレンジを走ったことがある。大島の言うウルトラマラソンは才能より努力や精神力による部分が大きい、ということも実感している。例えば、5キロレースでベストタイムが16分のランナーに20分のランナーは勝つことはまずないだろう。しかし、100キロマラソンならベストタイムが7時間台のランナーであっても9時間台のランナーに抜かれることはある。さらに24時間走なら普通に起こり得ることなのだ。

国際レース_1.jpg時間が長いということは気象変化の影響も大きく、そして、様々なトラブルにも遭遇するので対処する能力も問われる。大島は経験も含めて努力が7割と話しているのだろうが、ウルトラマラソンには経験も大きなファクターなのである。

大島にレース中、特にキツイ時に何を考えているのかを聞いたところ、非常にシンプルな答えが帰ってきた。

「何も考えていません。無です。」

考えるということは脳をフル活動させるということなのでカロリーを消費する。ウルトラマラソンでは可能な限り消費カロリーを抑えることが大事であるので、何も考えないというのは消費カロリーの点からも合理的なのだろう。消費した分は摂取すれば良いという考えもあろうが、食べるということは胃腸に負担をかけることなのだから食べなくて済むなら食べないほうが良い。

また、キツイ時に考えることと言えば普通はネガティブなことになりがちである。そのネガティブな感情は更にネガティブな感情を生むのだ。その点からも何も考えないということは非常に合理的なことに感じた。

< 最終話へつづく >

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