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【ウルトラランナー】VOL.2 大島康寿さん⑩

 < 第10話 >

大島康寿<第9話>を読む


そして迎えたスパルタスロン(※第9話参照)当日。2011年9月30日朝7時。大島さん21_1.jpg

アテネをスタートした大島は、序盤から速く走るランナーに惑わされることなく自分のペースで淡々と走った。81キロ先のコリントスまでは高低図で見るとフラットに見えるのだが、実際は細かいアップダウンが続き、また気温が非常に高い厳しい区間である。大島にとって制限時間9時間半はまったく問題ないが、多くのランナーがそのコリントスでスパルタスロンは終わってしまったという。(※スパルタスロンのコース

その後もアップダウンが続くが、大島は一定のペースで走ったところ、いつの間にかかなり上位に上がっていたという。

124キロ地点のネメアを越えたくらいで、徐々に空は暗くなり始めた。大島がライトを預けたのはまだ先のチェックポイントであったので、大きな不安を抱えることとなった。道路にはゴールであるスパルタへ向かう方向が書かれているのでここまでは見落とすことなく走れてきたが、暗くなるとライトが無い状態では見落としかねない。大島の前後にランナーがいないことも不安を増幅させた。

この道で合っているのだろうか??と思い始めた頃、前方に148.4キロ地点のリルキアの明かりが見えてきた。完全な暗闇になる寸前であったという。

そして、その後960mの標高差があるサンガス山を越えるのだが、完全な山道で勾配がきつく歩いて登った。下りになるとスピードを上げて走るランナーに抜かれたが、トレイル経験がない大島は転倒しないよう、また下りてからゴールまでまだ90キロあることから、硬い路面で脚に負担をかけないよう慎重に下ったという。

大島さん2.jpgその後、172キロ地点のネスタニ、195キロ地点のテゲアと淡々と走り、それまでに大島を抜いていったランナーを次々と抜き返していった。一時は3位まで順位を上げた大島も、終盤の下り坂では脚が悲鳴を上げたため、歩きを入れながらゴールを目指した。

そして、走り始めてから27時間59分後。
10月1日午前11時直前に、ゴールであるスパルタ・レオニダス像の足元に辿り着いたのだ。スタートのアテネから245.3キロの長い道のりであった。大島は初めてのスパルタスロンを6位(日本人では境選手に続いて2位)で走る快挙を成し遂げたのだ。そのレースについて彼はこう振り返った。

「さくら道国際ネイチャーランが制限時間ギリギリのゴールだったので、直後は不安になりました。しかし、夏場の走り込みで距離に対する不安も払拭できたので完走はできると思っていました。見たこともない景色、環境が程よい緊張感を与え集中する事ができました。ラスト20キロくらいまで3位だったので、下りが全く走れなくなった事が少し悔やまれるが上出来でした。」

< 第11話へつづく >


 
 
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