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【市民アスリート紹介】VOL.1佐熊康生さん①

<市民アスリートへの序章>


【2時間35分で走る47歳の市民ランナー】

記念すべき最初の市民アスリート紹介は、福岡国際マラソン(参加資格タイム 2時間40分以内)を走っている佐熊康生さん。

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【年齢】 47歳
【身長】 173cm
【体重】 60キロ前後
【仕事】 株式会社 佐熊タオル
【自己ベストタイム】
  フルマラソン  2時間35分53秒
  ハーフマラソン 1時間12分54秒
  5000m   16分17秒

なぜ佐熊さんを最初の市民アスリート紹介に選んだかというと

一般的な市民ランナーが経験するような苦悩を経て
現在に至っているからだ。47歳でフルマラソン2時間35分53秒と聞くと、大学時代に箱根駅伝を走ったような凄いランナーだと思われるかもしれない。生まれ持った才能が違うのだからそんなエリートランナーの話は参考にならないと思われる方もいることだろう。


別大.jpg
ただ、彼は学生時代に陸上経験はなく、
初めてフルマラソンを走ったのは40歳になる直前の第1回東京マラソン。そして、自己ベストはすべて47歳になってから更新している。一般的にタイムをキープするのが難しくなってくる40代後半に自己ベストを更新している市民ランナーなのだ。

彼が、どのようにして2時間35分53秒(平均ペース3分42秒)
で走るエリートランナーになったのかを、3時間におよぶインタビューで徹底的に堀り起こした。彼自身の記憶の奥底に埋もれていたことが、昨日のことのように次から次へと浮かび上がってきた。 彼の練習方法や考え方は老若男女問わず参考になるはずだ。

【ランニングを始める前の佐熊さん】

佐熊さんの大学時代はテニスサークルに所属し青春を満喫していたという。教え方が上手く、女子高テニス部のコーチも依頼されていたというから男性にとっては非常に羨ましい学生時代。また、当時から頼まれると断れない優しい性格だった。

佐熊さん大学時代3.jpg

当時は、ランニングにはまったく興味はなく左の画像の右手にタバコが挟まっているようにヘビースモーカーだったようだ。
また、大学時代からオートバイや自動車の運転が趣味であり、その趣味が高じて30歳になるとレーシングカートにのめり込み37歳まで続けた。

レーシングカートを始めるまではスリムな体型であったが、
レーシングカート仲間との付き合いが広がり、また仕事の付き合いも増えたことから毎日のように飲む生活となりその結果、学生時代は60キロであった体重は78キロまで増えていた。

バーベキューの画像は、30代当時の佐熊さんだが、
今の彼を知っている人には驚きの姿だ。しかし、当時の佐熊さんは「30代になれば誰でも体重は増えてくるものだ」と、まったく気にしなかった。

佐熊さんマラソン前 縮小4.jpg
35歳の時にスポーツクラブに初めて入会した。それは、ダイエットの
ためでなく、レーシングカートで速くなろうと筋トレのためだった。通常、スポーツクラブに通えば少なからず体重は落ちてくるものだがトレーニング以上に食べていたのでまったく変わらなかったという。また、当時はタバコを1日3箱吸うヘビースモーカーだったので、「あのままの生活をしていたら10年後の今は大きな病気を患っていたかもしれないね」佐熊さんは笑って振り返る。

【ランニングを始めたきっかけ】

佐熊さんの転機は、39歳の時スポーツクラブの仲間からハーフマラソンを走らないかと誘われた時に訪れた。最初は走ることに興味ないので断ったが、会うたびに誘われるので面倒臭くなり1回走ってみることにした。そしてレース2週間前から数回軽くジョグをしただけで大会当日を迎えることに。

初めて走るレースは、こどもの国の中の激しいアップダウンを
周回するハーフマラソンであったので当時ヘビースモーカーの佐熊さんは上りになると呼吸ができないくらい苦しくなり、下りになると78kgの体重が着地のたびに膝を痛め続けた。その苦痛の中で佐熊さんは、「せっかくの休日に金を払ってこんな苦しいことして何が楽しいのか」と思ったという。

しかし、タイムはアップダウンのキツイコースにしては速い2時間1分であった。
レースの帰りに友人とビールを飲み、餃子を食べながら楽しく語っていたが、頭の中では「もう二度と走らない」と決めていた。それから1週間は、下り階段に限らず歩くのも大変であり仕事にも支障が出たことから、佐熊さんは「もう絶対に走らない」と改めて心に誓った。

佐熊さんこどもの国ハーフ 縮小3.jpg

痛みが消えてスポーツクラブに通い始めた頃、同じ友人から「東京で大きな大会(東京マラソン)が開かれるようだから一緒に出よう」と誘われたが、ハーフマラソンの苦い記憶から一度は断った。 後日、同じ友人から「抽選で倍率が高いからどうせ当たらないから」と再度誘われたので、断るのも面倒になりどうせ初心者の私は当たらないだろうと軽い気持ちで申し込んだ。

しかし、思惑通りにはいかず、ランニング歴10年以上の友人は落選し、あろうことか初心者の自分が当選するという結果となってしまった。そして、ハーフマラソンで味わった苦しさや痛みが蘇り、あの2倍を走るなんて有り得ないとギリギリまで入金をためらわざるをえなかった。

だが、入金期限直前になり、佐熊さんはふと
「東京マラソン後に40歳になるのだから『30代の自分のメモリアル』として今回限り走ってみよう」と大会参加料を入金した。その時、入金をしなければ現在の佐熊さんはいなかったはずだと思うと面白い。今振り返ると、ここが大きな岐路になったと言える。

ただ、入金後も練習は開始しないまま時間ばかりが経過。
東京マラソンまで2か月前となってしまった時には、さすがにまずいと思ったらしく、佐熊さんは、友人に付き合ってもらい週4回の練習を開始した。よく見かける市民ランナーである。しかし、当時はまだ喫煙をしていた状態。にもかかわらず、1キロを5分ペースで10キロ走るのは苦しくなかったというのだから凄い!現在の佐熊さんを垣間見ることができるエピソードの一つだ。

 ◇ ②につづく

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