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【市民アスリート紹介】VOL.1佐熊康生さん④

< 挫 折 >


手から滑り落ちる福岡の資格   

2009年になり、福岡国際マラソンを目指すようになると、サーフィンに行く頻度は落ち、ランニング中心の生活になっていた。そして、佐熊さんは福岡国際マラソンの参加資格タイムである2時間45分を切るレースとして大田原マラソンを選んだ。

この大会はスペシャルドリンクを置けるので、自分なりに考えて複数のジェルやサプリメントを混ぜたスペシャルドリンクを作った。このスペシャルドリンクを飲めば元気になれると思ったという。

スタート後、2時間45分を切れるペースで淡々と走り続けた。体調も問題なく、調子良く目標達成に向かってレールに乗った気がした時に゛あり得ないこと"をしてしまった、と彼は語った。それは何かというと、

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「集団で走っていたのでスペシャルドリンクが取れなかった。仕方がないので、少し先に置いてあるゼネラルドリンクを取ろうと進んだが急に不安になった。ここまで非常に順調だったのに、スペシャルドリンクを飲まないことで終盤ガス欠になるのではないかという強迫観念にかられ、あり得ないことに30mを逆走してスペシャルドリンクを取りに戻ってしまった。」

「この時はまだ時間に余裕があり、スペシャルドリンクを取りに行ったのだから間違っていたかどうかは結果論でしかないが、トラブルはその直後に発生した。スペシャルドリンクを飲んだ瞬間に気持ちが悪くなってしまったのだ。

ジェルやサプリメントをいろいろ混ぜたから味が酷かったのもあるが、恐らく急激に血糖値が上がってしまったのかもしれない。我慢して走ったが、2、3キロして我慢できずに吐いてしまい、それ以降も体調は戻らなかった。それでも懸命にペースを維持するよう頑張ったが、2時間57分35分と目標タイムに遠く及ばないタイムでのゴールとなった。」

これがトラウマとなり、「もう二度とレース中にジェルは摂らないと決めた」と語った。以降、レースでジェルを使うのは未だに怖いという。

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2010年2月28日、東京マラソン。今度こそ福岡国際マラソンの切符を掴もうと練習を積んでスタートラインに並んだ。雪や霙の降る厳しい天候だったので、身体が温まるまでは少しゆっくり走ることにしたという。最初の5キロは19分48秒と予定通りのラップで通過した。その後は、徐々に上げて5キロ19分40秒前後のペースで走り、ハーフ通過は1時間23分09秒。予定では1時間22分30秒以内に通過することになっていたが挽回可能なタイムであった。

20キロからの5キロごとのラップは、19分26秒、19分22秒、19分05秒、
19分26秒と前半よりペースを上げて、40キロ通過は2時間36分06秒。

残り2.195キロを9分弱で走れば目標達成というところまで来た。
もう限界を超えていたが、残りを8分34秒でカバーし、『2時間44分40秒』

感動のゴール!佐熊さんは見事、福岡国際マラソンの切符を手に入れた。

しかし、人生そんなに甘くはなかった。

2010年福岡国際マラソンの資格タイムが、『2時間45分以内』から
『2時間42分以内』に切り上がってしまったのだ。東京マラソンで出した2時間44分440秒の記録では、参加資格を得ることができなくなってしまったのである。

⑤最終章につづく>>


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