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【輝く女性ランナー】VOL.9 田村瑠紗さん⑤

 <第5話>

田村瑠紗<第4話>を読む


勝田全国マラソンで名古屋ウィメンズマラソンのエリート資格を得た田村瑠紗は、この大会でサブスリーしたいと強く思ったという。出来る出来ないではなく、とにかくサブスリーしたいと思ったのだ。勝田から名古屋までの期間は1ヶ月半であるが、サブスリーを狙って練習を行った。ただし、強度を無理に上げる訳ではなく、それまでと同じようにインターバルやペース走をしたという。

当時のことを田村はこう振り返った。

『特に練習日誌をつけている訳ではないので細かい練習は覚えてませんが、4分20秒ペースで30km走れた時は手応えを感じました。』

そして名古屋ウィメンズマラソン当日。エリート選手はスタート直前までアップができ、テレビで見る有名なランナーがすぐ近くにいる独特の雰囲気ではあったが、田村はさほど緊張することなく適度な緊張感を維持したままスタートをすることができた。

まずは5kmごとのラップを見て欲しい。

 21分24秒-21分16秒-21分37秒-21分24秒-
 
21分05秒-21分25秒-21分33秒-21分55秒-09分35秒

レースは序盤からイーブンペースで走り、ハーフ通過は1時間30分12秒であった。ハーフを通過しペースアップを試みた田村は、30km付近から徐々にペースを保てなくなったが、35kmまではサブスリーが狙える位置にいた。惜しくもサブスリーには一歩届かなかったが、3時間01分14秒と勝田マラソンのタイムを大幅に更新したのだ。

田村さん9.jpgのサムネイル画像そして、海外強豪選手や尾崎好美選手、中里麗美選手、渋井陽子選手、伊藤舞選手、野口みずき選手、赤羽有紀子選手など日本を代表するランナーが走るレースで100位に入ったのだ。半年前には3時間30分も切れていなかったことを考えると信じられないようなペースでエリートランナーへの道を駆け上がった。

その時のことを田村はこう振り返った。

『名古屋ではサブ3出来たらラッキーと思っていたので、3時間切れなかった悔しさよりもしっかり走り切れた喜びがありました。もちろん3時間切れなかった事は悔しかったですが、ここまでのレベルで走れる事が嬉しかったなー!』

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そして話は第1話に戻るのだ。
そう、私(筆者)が田村瑠紗に初めて会った駒沢公園のミニ駅伝前にこんな歩みがあったのだ。

サブスリーを目前にして妊娠が分かった時のことを田村はこう話した。

『妊娠は本当に嬉しかった。でも、東京マラソンに出られないのは少し寂しかったです。それよりつわりがキツくて大変な日々を送りました。そして出産後がまた大変で体力が消耗しきっていて、一週間は立つのも大変でした。しばらく走ることは出来なかったし、本気で狙っていたサブスリーもお預けになったのは少し寂しかったけど、子どもの成長を見てるとホント幸せです。』

田村さん8_1.jpg次回は最終話となるが、再び走り始めた田村を紹介する。

(インタビュー・文章 新澤英典)

< 最終話へつづく >

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