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【トレイルランナー】上田瑠偉さん⑬

<第13話> ゴールも道も一つではない、一人ひとりの輝く舞台

上田瑠偉<第12話>を読む


上田瑠偉はこんな話もしてくれた。

「大学2年時の12月に開催された国士舘大学記録会で、ueda8_2.jpg
14分39秒の当時の自己ベストで走った時のことです。高校時代の恩師である東海大学の両角監督の姿を見つけ挨拶したところ、監督は東海大学の選手に『バイトしながらでも14分台で走っている選手もいるのだからお前らも頑張れ』というような話をしてくれ、とても嬉しかったです。私の高校時代は苦悩の日々でしたが、二人の素晴らしい指導者に教わったことは大きな力になっています。」

上田は、自分を佐久長聖高校に誘ってくれた両角氏と高見澤氏をずっと尊敬している。上田は話していないが、高校時代に何度も辞めようと思いながらも辞めなかったのは、途中で諦めたくないという気持ち以外に、自分を誘ってくれた恩師の期待を裏切りたくないという気持ちがあったからだろう。また、上田が3年に上がる時に上田より競技力の高い同級生の中にキャプテン希望者はいたが、そのまま学年責任者の上田をキャプテンに指名したのは指導者から上田への信頼の表れであろう。

高校を卒業するときに上田が感じていた心残りは、恩師の期待に応えられるような走りが高校時代に一度もできなかったことだという。その心残りを払拭する走りを恩師の目前で出来たのだから、上田の喜びは格別であったに違いない。そして、成長した上田の力強い走りを見た両角氏もさぞ嬉しかったことだろう。

高校駅伝強豪校から大学競走部で箱根を目指し、その後実業団でニューイヤー駅伝を目指すという道から上田は外れたが、走ることが好きな高校生や大学生にとって上田の活躍は大きな励みになっている。

道は一本ではなく、ゴールも一箇所ではない。大事なことは自分のゴールに向かって信じた道を進むことだ。その過程で様々なハードルや苦難が待ち構えていようが、自分で決めた道なら頑張れるだろう。そしてゴールに辿り着いたらまた次のゴールが見えてくるだろう。その新たなゴールへの道もまた一本ではないのだ。

次号は最終話となるが、上田のこれからの目標や夢を紹介する。

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(インタビュー・文章 新澤英典)

< 最終話へつづく >

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