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【トレイルランナー】上田瑠偉さん⑩

 < 第10話 >

上田瑠偉<第9話>を読む


トレランを始めてトラックのタイムも面白いように伸びてきた上田であるが、早稲田同好会3.jpg
5000m14分26秒というタイムは素晴らしい。彼は、佐久長聖高校卒業時に大学で箱根駅伝を目指して走るか否かを悩んだが、故障なく好きなランニングを続けたいという思いが勝り同好会で走ることにした。しかし、そこで故障しない練習方法や自己管理、そしてトレランの練習を続けることで、箱根駅伝を走る選手に匹敵するレベルまで自ら引き上げたのだ。

上田に、アップダウンが強いから5区や6区なら相当走れるのでは?と訊ねたところ、「今は箱根駅伝より楽しい舞台を見つけたので箱根駅伝を走ることにはほとんど関心はありませんが、個人的にはどのくらいで走れるのかは試してみたいですね。」と答えた。

そこで、上田が箱根駅伝を走る選手と比べてどのレベルにいるのか、2015年箱根駅伝出場20校の1年生から3年生の選手のタイムを調べて上田のタイムと比較してみた。上田の5000m 14分26秒というタイムは、優勝争いをする強豪校では10人に入ることは難しい。しかし、シード権を取った準強豪校ならメンバー入りの10番目には入り、予選会から勝ち上がる大学なら主力メンバーに成り得るタイムなのだ。

以下は、2015年箱根駅伝参加大学の現在1~3年生選手上位10人のトップタイム、平均タイム、10人目のタイム(2015年箱根駅伝総合成績順,タイムは小数点以下切捨て)
※タイムは変動するので参考程度の数値として掲載します。

大学名トップタイム平均タイム10人目のタイム
青山学院大学  13分56秒
14分01秒 14分07秒
駒澤大学  13分38秒
14分00秒 14分14秒
東洋大学  13分53秒
14分06秒 14分17秒
明治大学  13分45秒 14分04秒 14分16秒
早稲田大学  13分45秒 14分00秒 14分09秒
東海大学  13分54秒 14分08秒 14分16秒
城西大学  14分01秒 14分19秒 14分29秒
中央学院大学  13分51秒 14分20秒 14分33秒
山梨学院大学  13分31秒 14分03秒 14分16秒
大東文化大学  14分07秒 14分22秒 14分33秒
~ ここまでシード校 ~
帝京大学 14分11秒 14分25秒 14分33秒
順天堂大学 13分49秒 14分10秒 14分22秒
日本大学 13分33秒 14分14秒 14分29秒
國學院大学 14分12秒 14分19秒 14分25秒
日本体育大学 13分46秒 14分10秒 14分22秒
拓殖大学 14分01秒 14分31秒 14分45秒
神奈川大学 13分57秒 14分15秒 14分27秒
上武大学 14分13秒 14分24秒 14分34秒
中央大学 13分58秒
14分13秒 14分22秒
創価大学 13分58秒
14分25秒 14分38秒


また、上田は71.5キロのハセツネでダントツの大会記録を出すくらい持久力は非常に高い。箱根駅伝の1区間は平均20キロ以上であるのだから、箱根駅伝で発揮し得る上田の力は上記5000mの位置より確実に上にいくだろう。
上田に、大学に入ってトラックのタイムが急激に伸びている理由を聞いたところこう答えた。

「一つは自分のペースで練習していることです。大学に入って故障したのは2014年2月に腓腹筋を痛めたのみ。そのため、高校時代と比べ継続して練習ができています。故障してしまうと、せっかく高いレベルに持っていってもゼロもしくはマイナスからのスタートになるので大きなロスです。

早稲田同好会2_1.jpgのサムネイル画像二つ目はストレスフリーなところです。高校時代は、寮生活で学年責任者やキャプテンだった自分は、自分のことを考える以上にチームのことを考えていましたが、今は一人暮らしでサークルも縛りはありません。チームのことでああだこうだという必要もありません。ただ高校時代にあれだけの思いをしたからこそ、いま伸び伸びとやれていると思う。高校時代をちゃらんぽらんに過ごしていたら、今はきつかったと思うので高校時代のあの経験は大きいです。

三つ目はトレランを始めたことです。トレイルランには一石三鳥くらいの効果があると思っています。

まずは『脚筋力の向上』。距離もそうですし、アップダウンを繰り返すことでかなり鍛えられます。
次に『心肺機能』。上り坂はペースが遅くなりますがかなり心拍数が上がります。標高も高くなります。平地ではスピードを上げないと追い込めませんが、山では軽い負荷でも心肺を追い込むことができます。
最後は『体幹の強化』。不整地でアップダウンを繰り返し、さらにはぐねぐね曲がりながら走るトレランを初めて走った時は全身筋肉痛になりました。それも上半身の方が辛かったです。最近はだいぶ慣れてきましたが、それでもレース後は必ず上半身が筋肉痛になります。それだけ体幹が鍛えられているのでしょう。」

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