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【トレイルランナー】上田瑠偉さん⑧

 < 第8話 >

上田瑠偉<第7話>を読む


トレイルデビュー戦から1か月後。2013年10月13日開催の第21回日本山岳耐久レース(通称 ハセツネ)にチームモントレイル・マウンテンハードウェア の一員として走った上田は、並み居るメジャー選手に臆することなく序盤からレースを引っ張り、初出場ながら総合6位(7時間45分27秒)でゴールした。

ハセツネの制限時間は24時間であるが、ロードで速いランナーが初挑戦する場合は概ねサブ11(11時間以内完走、13時スタートなので当日中のゴールとなる)を狙って走る。そして、10時間を切るランナーはかなりの実力者とされ、2013年大会では出走者2289人中91人しかいない。まして、8時間を切るのは限られたトップランナーのみであり、歴史あるハセツネにおいて第13回大会までは誰も切ることができなかった。最初にその壁を突破したのは、先の東京・柴又100Kで上田と上位争いをした沈選手の7時間52分24秒であり、第14回大会(2006年)のことである。

上田さん1_1.jpgその7時間台を初挑戦であっさり出してしまったのだから、ゴール会場に詰めかけた多くの関係者・観客を驚かせたのは言うまでもない。

この2013年大会の優勝は大会記録を出した東徹選手(7時間19分13秒)、続いて大杉哲也選手、奥山聡選手、小原将寿選手、近藤敬仁選手、そして6位に上田。7位以降は山田琢也選手、小川壮太選手、望月将悟選手、相馬剛選手とトレラン界のオールスターが続く。上田瑠偉がメジャーデビューを果たした瞬間である。

の2か月後、12月の武田の杜トレイルランニングレース(31.5キロ)を2時間13分17秒で走り、大会記録で優勝。2014年4月の第6回ハセツネ30Kも2時間37分18秒で優勝、と上田の快進撃は続いた。

ハセツネ30Kが開催されて6年間経つが、同一年にハセツネ30Kとハセツネカップ両方で優勝した選手は上田が最初である。これはスピードと持久力を高次元で兼ね揃えている証なのである。

上田さん3_1.jpgその上田にトレイルランの魅力を聞いたところ、こう話した。

「一つは達成感。もう5000mとかの距離では満足できなくなってしまいました(笑)
ハセツネを走り終えたときは、たまらなく快感でした。

二つ目は爽快感。下りを駆け下りる時のスピード、自分が獣になったかのようです。
キツい上りを登りきったあとに見えるパノラマ。それまでのきつかったことがぶっ飛びます。

三つ目は景色。季節によって色が変わり、ロードランニングにはない美しさの中を走るのは
最高に気持ちいいです。また実家が長野県だけに山にいると落ち着きます。

最後に繋がりです。トレランをしている方の多くは30~40歳代であり、そういった方々と知り合えることでランニング以外のいろんな経験談を聞くことができます。まず、普通の大学生活ではこんな知り合いはできません(笑)」

< 第9話へつづく >

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