ページ内を移動するためのリンクです。

【輝く女性ランナー】天方美和さん・特別編<後>

 < 後編 >

天方美和・特別編<前>を読む


仮装で走ることを決めた天方美和は、大会当日のことを天方さん東京13_1.jpg
こう振り返った。

「東京マラソン当日は予想を遥かに超える、信じられないほど
たくさんの応援を沿道から浴びながら気持ち良く走りました!

『エルサ~』
『アナ雪~』
『アナ~』(違います、エルサです!)
『Go!Elsa!!』(エルサは万国共通でした!)
『ありの~ままの~♪』 (大声で歌ってくださる方々も!)

心配していた体調は、2週間の疲労抜きが功を奏したのか、
極めて快調!
片手で跳ねるカツラの三つ編みを押さえ、片手で応援に応えつつ、天候に恵まれ、一緒に走った仲間に助けられ、ボランティアの方々や沿道の応援に励まされ、予定していたペースよりも速いペースで一気にゴールまで駆け抜けました。」

画像のようなコスプレで終始沿道の応援に応えて手を振りながら走った天方であったが、周りのランナーのウエアや混み具合を見ても分かるように、いわゆるファンランのペースではなかったのだ。
5キロごとのラップは以下のとおり、Bブロックスタートの混雑を抜き
にすれば、ほぼ完璧に近いイーブンペースで最後まで楽しく走りきった。

23:10-22:24-22:25-22:16- 
22:13-22:19-22:20-22:40-09:54


天方さん東京7_1.jpgのサムネイル画像天方はコスプレランの効果をこう語った。

「タイムは3時間9分41秒(ネット)と今の私には上出来です。なにより、心の底から42.195キロを楽しみ、笑顔でシーズンを締めくくることができました。ゴールした時は、『これでまた来シーズンを楽しみにトレーニングができる!』と本当に嬉しくなりました。今まで、ファンランのつもりでもスタートするとついつい本気になってしまうタイプでしたが、コスプレすると否が応でもファンランになりますね(笑)。ボランティアや沿道の方々にも楽しんでいただけていたらいいな。」

そして続けた。

「今回、狙ったレースにベストの状態で臨むのは本当に難しいとあらためて感じました。そもそも、常に自己ベストを更新する人なんていないのは分かっているのに、練習すればするほど、自分の調子を顧みず目標だけがひとり歩きしてしまいました。マラソンを走るからにはタイムはもちろん狙いたい。でも同時に、うまくコンディションを合わせられないときもあるよね~と鷹揚にかまえる強さも、今後は身につけたいですね。タイムを追うばかりがマラソンではないし、楽しくないと続かない。好きで走っているのに、ストレスになったら意味がないですよね。よい時も悪い時も、ぜーんぶひっくるめてマラソンの醍醐味。その時の自分にあったペースで長く楽しむことができたら、そんな幸せなことはない。そんなことを改めて感じた2015東京マラソンでした。」

        ・・・・・・・・・・・・

今回の特別編で天方美和を紹介したのは、これほどの仮装をしているのに呆れるほどの速さでゴールしたということを読者にお伝えしたかったからではありません。また仮装についても賛否両論あるでしょう。ただ今回の天方は故障や不調から思うような走りができず、走るのが嫌になってしまうギリギリのところにいた。そのような中で、泥沼から抜け出すために、まずは楽しく走ろうと気持ちを切り替え、楽しく走るために普段してないことをしようと考えたのだ。そして、通常は沿道の応援にも脇目も振らずに走っているから、今回は自分も楽しみながらも沿道の方の気持ちが明るくなるような仮装してみよう。と考えたのだろう。

天方さん東京10_1.jpgのサムネイル画像
結果的に天方は走ることは楽しいと思えるようになったのだ。スランプに陥った時に仮装したらよいと薦めるわけではないが、例えば普段ロードレースばかり走っているならトレイルを走ってみるとか、シリアスなレースばかり走っているならお祭り的なランニングイベントに出てみるとか、逆にいつもは出ない緊張感漂うトラックレースに出てみるとか、自分の走る環境を少し変えることでスランプを克服することができるかもしれない。天方の話の中に多くのヒントが詰まっている。

(敬称略)
撮影協力:齋藤 英明さん、やっさん(リスタート)、ランビッツ

< おわり >

  • あなたのRUNの前に。ランニング時のコンディションをサポート 持久系アミノ酸BCAA配合【Amino-Value】大塚製薬の公式通販『オオツカ・プラスワン』 通販限定商品も!ご購入コチラ