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【輝く女性ランナー】三浦あずささん⑨

 < 第9話 >

三浦あずさ<第8話>を読む


仕方なく秋のレースを見送り、翌年2012年1月の大阪国際女子マラソンで3時間10分を切ろうと目標を切り替えた三浦あずさ。しかし、その大阪国際では3時間11分40秒と、自己ベストを3分近く更新したものの目標タイムを達成できなかったことから悔しくてたくさん泣いたという。

そして、三浦は大阪国際のタイムが悔しすぎて、次のレースでは3時間10分切りではなく、サブスリーしたいとより一層練習に打ち込んだのだった。その効果からか、三浦は2012年5月に開催された『リスタートタイムトライアルin 東洋大学』の5000mを走り、19分44秒と初めて20分を切ることができたのだ。

また、以前から興味があったトライアスロンにもチャレンジし、三浦さん:トライアスロンtop.jpg
2012年7月開催の館山わかしおトライアスロン(スイム1.5km バイク40kmラン10km:計51.5km)において2時間39分45秒(ランパート1位)と調子を上げていった。

しかし、ここまで順調であった三浦もここから長いスランプに陥ってしまったのだ。

●2012年11月 つくばマラソン DNF (20km過ぎでリタイア)
●2013年1月  大阪国際 3:16:21
●2013年11月 横浜国際女子マラソン DNF(35km関門)

フルマラソンでは自己ベストどころか3時間15分も切れず、5000mに出ても20分が切れない。2013年の夏前はドン底で、5000mのタイムは21分30秒まで落ちてしまった。5000mでベストタイムから2分近く後退はさすがにおかしいと思い、貧血の検査を受けたが結果は正常値であった。

この頃のことを三浦はこう振り返った。

「症状から絶対に貧血と思っていたので、貧血ではなく正常値と言われてショックでした。原因が分かれば対処出来るけど、原因不明なのでどうしたら良いのか全く分からなくてスランプに悩む日々が続きました。走れば走る程、遅くなる・・・慢性疲労?なんだったんだろう?」


そして、2014年1月の大阪国際女子マラソンも3時間17分13秒に終わり、とうとう国際資格も切れてしまった。
フルマラソンで3時間15分が切れないならハーフで大阪国際女子の資格を獲得しようと、90分切りを目指すがうまく行かない。(※2015年1月の大阪国際女子マラソンの参加資格は3時間13分に切り上がった。)

●2014年 4月 焼津ハーフ 1:31:56
●2014年 6
月 仙台ハーフ 1:34:14

その翌月に、やはり体調がおかしいと感じた三浦は再度貧血検査に行ったのだ。そして今度は正真正銘の貧血であったという。

三浦は「結果を聞いて嬉しかったのです。原因不明の不調より貧血と診断されたほうが、先が明るいですよね(笑) ヘモグロビンはやや貧血くらいの数値だったが、フェリチン(貯蔵鉄)が測定不可能なほど空っぽ状態でした。」

そして、鉄剤で治療を始めた三浦はスピード練習等のポイント練習はきっぱりやめて、7月・8月はゆっくりジョグのみにしたという。

三浦さん:トライアスロンラン-1.jpg2年間におよぶ長いスランプの原因は貧血だったと三浦自身もインタビューで答えているが、本当に貧血だけが原因であったのだろうか?
もちろん、今年の検査は貧血と診断されたのだから間違いないだろう。しかし、最初の検査は正常値だったのだから貧血が原因ではなかったのだ。

その点について私(筆者)は違和感を感じていた。他に原因があったのだろうと。そして、インタビュー後に三浦と文章のやりとりを繰り返す中で、三浦の記憶の底に埋もれていたことが浮かび上がってきたのだ。

三浦からこんな文章が届いたのだ。

「いま思うと、背伸び過ぎたのが、スランプの原因だったのかもと思います。。。まだサブスリーなんて目指す力がないのに、精神的にもイッパイイッパイになっていたのかな。」

< 第10話へつづく >

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